老後貧乏予備軍が増え続ける原因と理由?お金まわりでしくじる人の8つの特徴と3つの対策
今回のテーマは、「老後貧乏予備軍が増え続ける原因と理由?お金まわりでしくじる人の8つの特徴と3つの対策」についてわかりやすく解説します。
あなたは、「老後貧乏予備軍」という言葉を聞いたいことがありますか?
2023年(令和5年)現在、生活保護水準以下の収入で生活している高齢者いわゆる「老後破産」状態の人が増えていることが社会問題となり、メディアでもたびたび取り上げられています。
また、日本弁護士連合会の消費者問題対策委員会「2020年破産事件及び個人再生事件記録調査」によれば、2020年の破産事件のうち最も多いのは40歳代(26.94%)・50歳代(21.45%)ですが、60歳代(16.37%)、70歳代以上(9.35%)と60歳以上の方(25.72%)が全年代の1/4以上を占めていることが報告されています。
そして、将来「老後破産」状態になってしまう可能性の高い「老後貧乏予備軍」も増えつつあるのです。
もしかしたら、あなたも「老後貧乏予備軍」かもしれません。
この記事のテーマである【老後貧乏予備軍が増え続ける原因と理由?お金まわりでしくじる人の8つの特徴と3つの対策】では、老後貧乏予備軍にならないためにも、お金まわりでしくじる人の特徴と対策を詳しくお伝えしていくので、あなたの状況と当てはめながら、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
老後貧乏予備軍とは?増え続ける原因と理由
老後貧乏予備軍とは、老後に貧困生活に陥る可能性のある30代から50代までのことを指します。
老後のためにお金を貯めておける働き盛りの30代~50代という世代で、貯蓄が少なかったり、年金制動や社会の仕組みについて無知識のまま、定年退職を迎えた途端に貧乏生活が始まってしまう可能性があるのです。
厚生労働省が令和3年度に調査した「厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、実際に受給されている年金の平均月額は、厚生年金が14万4千円、国民年金は5万7千円となっています。
厚生年金の受給額でもギリギリの老後生活になりますが、国民年金の場合は年金だけで老後生活していくことはほぼ困難といえます。
では、「なぜ老後貧乏予備軍といわれる人たちが増え続けているのか?」についての原因と理由についてみていきましょう。
老後貧乏予備軍が増え続ける原因と理由とは?
老後貧乏予備軍が年々増え続けている原因と理由には、次のようなものがあります。
令和時代に年号が変わっても、少子高齢化や晩婚化に歯止めはきかなく、世界的なコロナパンデミックやロシアのウクライナ侵略戦争によりエネルギーや食料等の物価高騰によって、ますます定年間際や定年を過ぎてもローン返済をしなければないない人が増えています。
上記に挙げた原因と理由があなたに当てはまっているならば、老後貧乏予備軍になりかけています。
老後貧乏予備軍になりかけている人は、老後生活に向けてお金を貯める余裕がなかったり、退職金や貯金の使い道が限られてしまうというのが現状です。
老後生活は、医療費や介護費、子どもや孫たちとの付き合いなどで出費がかさみ、あなた自身の趣味や旅行に使えるお金がなくなってしまうかもしれません。
老後生活は年金だけを頼りにしていると、その日に食べるのにも困るような老後破産状態に、あっという間に陥ってしまいます。
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の8つの特徴
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴は、次の8つです。
上記の「老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の8つの特徴」に、1つでも当てはまっているならば、あなたは老後貧乏予備軍の可能性が高いです。
「老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の8つの特徴」について、1つずつ深掘りしていきましょう。
お金まわりでしくじる人の特徴1:クレジットカード支払いが当たり前で、収入と支出の把握できない
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴1つ目は、クレジットカード支払いが当たり前で、収入と支出の把握できないことです。
手元に現金がなくても商品を購入できてしまうクレジットカードは、とても便利です。
しかし、ニコニコ現金払いではなくクレジットカード支払いが当たり前になってしまうと、あなたの収支と支出の把握ができなくなります。
クレジットカードの支払いは、引き落とし日が翌月や翌々月にズレて口座から引き落としされるので、収支管理が複雑になります。
クレジットカード支払いの場合、毎月の収支管理が正確にできていないと、すぐに収支の把握ができなくなってしまうのです。
さらに言うと、クレジットカード支払いには、一括払いではなく分割払いやリボ払いを利用すると金利(利子)が発生するので、利用した金額以上を支払うことになります。
また、一括払いではなく分割払いやリボ払いにすることで、1度に支払う金額を少なくできるので、財布の紐が緩くなってしまう最大の原因です。
クレジットカードを利用するときは、分割払いやリボ払いを避けて、一括払いにすることと、しっかり明細書を確認して管理していくことが大切なのです。
お金まわりでしくじる人の特徴2:限定品や流行物をつい購入してしまう
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴2つ目は、限定品や流行物をつい購入してしまうことです。
など、限定品や流行物があると、ついつい買ってしまっていませんか?
でも、限定品や流行物で購入したモノが、本当にあなたが欲しかったモノって、実は少なかったりしてませんか?
私も、今までに限定品や流行物をつい買ってしまったモノので、変えたことに満足して、今も全然使用していない靴や洋服が結構溜まっています。
以前から欲しいと思っていたモノや必要なモノであれば買うべきですが、「限定だから」「安いから」「今だから」という謳い文句に騙されて買ってしまうと、結局無駄な出費がちりも積もって山となってしまい後悔する羽目になります。
「良いモノを長く使っていく!」ことこそ、お金が貯まる近道にも繋がります。
あなたの今の買い物の仕方について、考え直すきっかけにしてもらえると嬉しいです。
お金まわりでしくじる人の特徴3:使途不明金が多い
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴3つ目は、使途不明金が多いことです。
あなた自身の給料やお小遣いの近い道を把握していない人であったならば、要注意です。
金融リテラシーが一切なかった頃の私は、毎月会社から入金される給料を全額使い、現金で足らなかった分はクレジットカードを利用して、何にいくら使っているかの把握を全くしていませんでした。
そこで、私は「毎日何にいくら支払ったのか?」を書き出してみたところ、思っていた以上に無駄なお金を使っていたことが明確にわかりました。
週末に昼から夜まで何件も飲み歩いてたり、欲しいと思ったモノは我慢せずにクレジットカードの分割払いやリボ払いでバンバン買っていました。
毎週末で数万円ずつを4週間続けていれば、毎月入金される給料では首が回らなくなる当然のことですよね。
老後は収入が減るだけではなく、医療費や介護費といった老人ならではの出費がかさむので、日頃からきちんとお金の管理をしていかなければ、すぐになくなってしまいます。
まずは、あなたが「今、何にいくら使っているのか?」を明確に把握するところから始めていきましょう。
お金まわりでしくじる人の特徴4:給与明細の控除額などを気にしていない
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴4つ目は、給与明細の控除額などを気にしていないことです。
控除とは、一定の金額を差し引くという意味です。
あなたは、毎月会社から渡される給与明細の内容を確認していますか?
手取りの支給額だけではなく、「どのような項目で控除されて、いくら引かれているのか?」を細かく確認し、把握していくことが非常に大切なのです。
実際に、あなたの給与明細で「どのくらいのお金が控除されているのか?」を確認することは、お金との付き合い方を見直す第一歩になります。
お金まわりでしくじる人の特徴5:資産運用は100万円以上の資金がないとできないと思っている
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴5つ目は、資産運用は100万円以上の資金がないとできないと思っていることです。
「株式投資は、資金100万円を確保することが有利に運用していくための第一歩!」といわれたりもしていますが、100万円なければ株式投資ができないというわけではありません。
株式投資だけに限らず、3万円や5万円程度の少額から始められる資産運用(投資)はいくつもあります。
上記のように、少額から始められる資産運用(投資)は、短期間で大きなリターンを得るのは難しいですが、資産運用(投資)を始めるきっかけと、資産運用(投資)に慣れるためにおすすめです。
資産運用(投資)の超初心者は、少ない金額から投資に慣れることと、仮に損失こうむった際も最小限のリスクで済みます。
少ない金額から投資を始めて、継続的に利益を積み重ねられるように自信がついてから、大きなリターンを狙える投資方法に変更していくという流れで、資産運用(投資)を始めていくと老後資金を上手に増やしていくことも可能なのです。
お金まわりでしくじる人の特徴6:学ぶ意欲が低く、何事も先延ばしにしている
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴6つ目は、学ぶ意欲が低く、何事も先延ばしにしていることです。
もちろん、お金を貯めたり増やしていくには、お金の知識が必要になります。
お金について、勉強することはたくさんありますが、「何から始めようか?」と考えている間に、あっという間に時間ばかりが経ってしまうことも少なくありません。
考えているだけで行動しなければ、いつになってもお金が貯まらない・増えないまま、あっという間に定年退職を迎えることになりかねません。
さらに言うと、老後破産を回避するためにも、お金について積極的に学び、実践していくことが大切です。
【金融リテラシー高める勉強方法とは?金融リテラシーを身につける3つの勉強方法】の記事では、「お金の知識・判断力=金融リテラシー」を身につける勉強方法に詳しくお伝えしているので、金融リテラシーを高めたい方は、ぜひ読み進めてくださいね。
お金まわりでしくじる人の特徴7:まとまった貯金があることに安心している
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴7つ目は、まとまった貯金があることに安心していることです。
老後資金を貯める方法として、もっとも多いのが貯金です。
しかし、堅実に貯金をしているからといって、老後生活が安心できるとは限りません。
事実、銀行等の金融機関に預けていても、普通預金で0.001%、定期預金で0.002%と、金利は微々たる程度なのです。
突発的に大きな出費が発生してしまうと、たくさん貯めていたはずの貯金もあっという間になくなってしまいます。
あなたの資産を貯金だけに頼らずに、資産の一部を資産運用(投資)するなど分散させて管理していくことが、長い老後生活を過ごしていくために、必要な考え方といえます。
お金まわりでしくじる人の特徴8:早期リタイアを検討している
老後貧乏予備軍に共通するお金まわりでしくじる人の特徴8つ目は、早期リタイアを検討していることです。
仕事を定年間にリタイアして、悠々自適な老後の生活を過ごそうと考えている人は危険かもしれません。
あなたが生きている限り、国の介護保険や高額医療費の自己負担額、消費増税など高齢者の生活を苦しめる法改正が続くことも予想されます。
さらに、年金受給年齢が70歳や75歳などに引き上げられてしまうと、老後生活はますます苦しくなるでしょう。
年々変わる可能性がある国の方針を踏まえた上で、あなたが無収入の状態だと、思わぬ出費が発生した途端に行き詰まってしまう可能性もあります。
定年退職後に仕事量を減らしても、少しでも収入が得られるように働くことも視野に入れておきましょう。
老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらないための3つの対策
『老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらない』ための対策は、次の3つです。
あなたは、老後にお金がないという現実をイメージしたいことはありますか?
老後にお金がないという現実は、想像以上に過酷なものです。
老後貧乏予備軍にならないように、現役時代の今からしっかり対策を練っていきましょう。
「老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらないための3つの対策」について、1つずつみていきましょう。
お金まわりでしくじらないための対策1:現在の生活を見直す
老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらないための対策1つ目は、現在の生活を見直すことです。
現在の生活費の内訳を把握し節約していくことが、最も良い対策になるでしょう。
固定費なども見直してみると、実は削れることが多くあります。
また、生活費の内訳が細かく分かれば、あなたが60歳になったときに貯金が「どれくらいになるのか?」をある程度の把握することも可能です。
まずは、あなたの現状を把握することから始めてみましょう。
お金まわりでしくじらないための対策2:金融リテラシーを学び、正しいお金の知識を身につける
老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらないための対策2つ目は、現在の生活を見直すことです。
金融庁は、2016年から3年におきに「金融リテラシー調査2022年」を実施しました。
金融リテラシーとは、「お金の知識・判断力」のことです。
お金やお金の流れに関する知識や情報を正しく理解して、あなた自身で判断することのできる能力のことです。
一人一人が経済的に自立し、より良い暮らしを過ごしていく上で、必要不可欠な生活スキルです。
「金融リテラシー調査2022年結果」の中で、50 代の老後への準備状況をみてみると、老後の生活費の必要額を認識していない人が約5割、資金計画を立てていない人が約6割となっています。
また、年金の受取金額を認識していない人も約6割と、約半数以上の人が間近に迫る老後のための準備が十分にできていない状態であることがデータを通してわかります。
「金融リテラシー調査2022年結果」に目を通して、現在のあなた自身の金銭的な状況をきちんと把握し認識していないならば、あなたの金融リテラシーが低いということになります。
お金に関して無知識のままでいると、先々の計画が立てることができないので、老後破産へと繋がっていきます。
金融リテラシーは、学校では教えてくれないので、あなた自身で学んでいかなくてはなりません。
【金融リテラシー高める勉強方法とは?金融リテラシーを身につける3つの勉強方法】の記事で詳しく深掘りしているので、ぜひ「金融リテラシー」の正しい知識を今から身につけていきましょう。
お金まわりでしくじらないための対策3:資産運用(投資)を学ぶ
老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらないための対策3つ目は、資産運用(投資)を学ぶことです。
あなたに貯金がいくらあったとしても、年金生活になれば収入がないので、貯金額をただ減らしていくことになります。
もし、事故や天災などで、大金を支払わなければならなくなったときに、貯金の大半がなくなってしまうかもしれません。
万が一、老後生活の危機に陥らないためにも、現役時代の今から貯金の一部を資産運用(投資)して、増やしていくことを考え行動していくことが重要です。
資産を運用(投資)することに抵抗があるかもしれませんが、今からきちんと資産運用(投資)を学んで、正しい知識を身につければ、最小限にリスクを抑えることが可能です。
資産運用(投資)は、老後生活になってから始めるのではなく、定年を迎える前の安定した収入がある現役時代に少額から始めていくことが重要です。
実際に、3万円や5万円程度の少額から始められる資産運用(投資)はいくつもあります。
上記のように、少額から始められる資産運用(投資)は、短期間で大きなリターンを得るのは難しいですが、資産運用(投資)を始めるきっかけと、資産運用(投資)に慣れるためにおすすめです。
資産運用(投資)の超初心者は、少ない金額から投資に慣れることと、仮に損失こうむった際も最小限のリスクで済みます。
少ない資金でも上手く資産運用(投資)していければ、きちんと利益を積み重ねることができます。
資産運用(投資)については、今からしっかり学んでいくことで、安心した老後生活を過ごせるように行動していきましょう。
【まとめ】老後貧乏予備軍を回避して、老後生活のための資産運用(投資)に注力する!
【老後貧乏予備軍が増え続ける原因と理由?お金まわりでしくじる人の8つの特徴と3つの対策】について、私の経験と共に解説してきました。
今から老後貧乏予備軍になりそうな問題があるのであれば、早めに解決して、老後生活のために資産運用(投資)に一部を回していきましょう。
あなたが「もしかして老後貧乏予備軍かも?」と感じていたら、早めに対策していくことが大切です。
老後貧乏予備軍の場合、日々の日常生活にかかるお金に余裕がないかもしれませんが、今回の記事で紹介した「老後貧乏予備軍=お金まわりでしくじらないための3つの対策」を行なって、少しずつあなたの老後資金を作っていきましょう。
また、海外FXデイトレードで、少額から資産運用(投資)を始めてみるのもいいです。
資産運用(投資)について、正しい知識を身につけて実践を繰り返して、継続的に利益を積み重ねていければ、最小限のリスクに抑えてコツコツ資産を増やすことができます。
私の場合、海外FXデイトレードに出会わなければ、資産運用(投資)をしないまま、確実に老後貧乏予備軍になっていました。
あなたが「老後生活に少しでも不安だ!」と思った今が、資産運用(投資)を始めるタイミングといえます。
お金の心配をすることなく老後生活を過ごすために、現状のあなたが「お金まわりでしくじる人の8つの特徴」に該当しているのであれば、今からきちんと向き合い対策を取り解決していく必要があります。
最後に、老後貧乏予備軍を回避して、老後生活のための資産運用(投資)に注力していくことで、老後の心配を解消していきましょう。