CFD投機取引の基本注文方法は?成行注文・指値注文・逆指値注文の3種類
CFD投機取引の基本注文方法は3種類
CFD投機取引の基本注文方法には、「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3種類があります。
【1】成行注文(なりゆきちゅうもん)
【2】指値注文(さしねちゅうもん)
【3】逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
上記のCFD投機取引の3つの基本注文方法について、1つずつ詳しくお伝えしていきます。
CFD投機取引の成行注文(なりゆきちゅうもん)とは?
CFD投機取引の成行注文は、取引したい銘柄が価格変動している最中に、注文する価格を指定せずに売買注文をエントリーすることです。
エントリーとは、新規のポジションを建てる・仕掛ける・入れることを意味します。
成行注文は、即時に約定します。
約定とは、買いたい値段と売りたい値段の条件が合致して、取引が成立した状態を言います。
ただし、成行注文をエントリータイミングによっては、スリッページが発生することがあります。
スリッページとは、注文時のレートと実際の約定時のレートとの間に、価格差が出ることです。
スリッページは、CFD相場が大きく変動しているタイミングに発生しやすいです。
わかりやすくスリッページを例えると、100円で「買い」の成行注文をエントリーしたつもりだったが、実際には105円で約定していました。
CFD取引会社によっては、スリッページ幅が前後いくらまで許容できるかを設定できる場合もあります。
CFD投機を始めた時は、価格が大きく変動しているタイミングでエントリーを避けるのもありです。
しかし、プラスに考えると、価格が大きく変動しているタイミングを狙うことで、大きな利益も得られるし、逆に大きな損失を被る可能性もあることを肝に銘じておきましょう。
CFD投機取引の指値注文(さしねちゅうもん)とは?
CFD投機取引の指値注文とは、取引したい銘柄があなたの希望価格になったタイミングで、事前に指定した価格で売買注文できるエントリー方法です。
指値注文は、予めエントリーしたい価格を指定しておくので、実際に取引したい銘柄の価格変動を見ていなくても、自動的に売買注文が可能です。
買い指値注文の場合は、指定時の価格よりも安い値段を設定します。
【例】
現在の価格:100円
指値注文価格:90円
売り指値注文の場合は、指定時の価格よりも高い値段を設定します。
【例】
現在の価格:100円
指値注文価格:110円
CFD投機取引の逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)とは?
CFD投機取引の逆指値注文とは、「取引したい銘柄の価格が上昇し、指定した値段以上になれば買い」と「取引したい銘柄の価格が下落し、指定した値段以下になれば売り」で売買注文できるエントリー方法です。
指値注文では、「指定した価格以下で買い」と「指定した価格以上で売り」とすることと逆の売買注文方法であることから「逆指値」と呼ばれています。
買い逆指値注文の場合は、取引したい銘柄の価格が上昇し、指定した値段以上になれば買いの値段を設定します。
【例】
現在の価格:100円
逆指値注文価格:110円
売り逆指値注文の場合は、取引したい銘柄の価格が下落し、指定した値段以下になれば売りの値段を設定します。
【例】
現在の価格:100円
逆指値注文価格:90円
CFD投機で継続的に利益を得るためには、指値注文と逆指値注文を上手に活用することで、行き当たりばったりの成行注文で無駄な損失を防ぐことにつながります。
デモCFD口座で、デモトレードで指値注文と逆指値注文の使い方をしっかり身につけておきましょう。

